World Liberty FinancialがTrump家との契約後、評価額10億ドルに到達
ほとんどの人が聞いたことのないフィンテック企業が、10億ドルの評価額を超えました。そのきっかけは、2025年なら予想通り、Trump家の暗号資産帝国との契約でした。
問題の企業は、2024年末にDonald Trumpと息子のEric、Donald Jr.が共同設立した分散型金融プラットフォームWorld Liberty Financialと提携しました。
World Liberty Financialの仕組み
Trumpは「共同創業者エメリタス」として参加し、Eric TrumpとDonald Trump Jr.が共同創業者に名を連ねています。Trump関連団体は、この事業の約60%を保有し、WLFIガバナンストークン販売の収益の75%を受け取っています。また、プラットフォームのステーブルコインUSD1の収益からも分配があります。
2025年8月、上場企業Alt5 Sigmaが約73億WLFIトークンを買収し、取引額はおよそ15億ドルにのぼりました。その後Alt5 SigmaはAI Financial Corp.へと社名変更しました。
この15億ドル規模のトークン買収のうち、Trump家の団体には収益分配構造に基づき、約5億ドルを受け取る権利がありました。
資金の流れを追う
Trump大統領の2025年財務開示には、WLF単独で5億ドル超の収入が記載されており、家族による通年の暗号資産事業所得は10億ドル超に達しました。
2025年1月、UAE関連の投資として5億ドルが投入され、WLF持分の49%が取得されました。
2026年中盤時点で、WLFIトークンはおよそ0.05ドルで取引されており、プロジェクトの時価総額は約16億ドル。流通供給は総供給量1000億トークンのうち、約320億トークンとなっています。
DeFiと大統領執務室の接点
WLFは初期のトークン販売フェーズを超えて活動範囲を拡大しています。プラットフォームはWorld Liberty Marketsというレンディング商品をリリースし、USD1をDeFiプロトコル全体でステーブルコインオプションとして普及させようとしています。
この分野を注視する投資家が気をつけるべき点はいくつかあります。第一に、未リリースのWLFIトークン680億枚が、巨額の売り圧力となる可能性があります。第二に、収益分配構造によってTrump家は他の関係者より先に利益を獲得します。第三に、プロジェクトの評価額は、プロトコルのTVL(総ロック金額)やDAU(1日アクティブユーザー)などの指標ではなく、ほぼ完全に政治的な関連性に基づいて成り立っています。
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