米国株式機関投資家のQ1保有状況の公開:AIインフラが最も人気
2026年5月中旬時点で、米国証券取引委員会(SEC)によって規定された13Fファイル(機関投資家の保有報告書)の開示期間が終了し、ウォール街で著名な投資機関の2026年第1四半期(Q1)のポートフォリオ内容が明らかになりました。
以下は、注目を集めるいくつかの著名機関の2026年Q1における保有動向および主要な運用アクションです:
1. Berkshire Hathaway(バークシャー・ハサウェイ)
これは「ポスト・バフェット時代」(グレッグ・アベール主導)の初めての完全な四半期保有報告書で、全体的に「大幅なスリム化、テクノロジーの受容、キャッシュ重視」という特徴が見られます。第1四半期末のキャッシュリザーブは過去最高の3973.8億ドルに達しました。
新規投資:
約26.5億ドルを投じてDelta Air Lines(DAL)を新規取得。これはバークシャーがパンデミック以降初めてエアライン株に復帰したことで、同社の第14位の主要銘柄となります。同時にMacy’s(M)にも小規模な新規投資を行いました。
大幅な増加保有:
Alphabet(Google)を大幅に買い増し、同社の主要保有銘柄のランクを前回比で3位アップさせました。さらにChubb(CB)、The New York Times(NYT)、および一部の住宅建設業者も継続して買い増しました。
売却・ポジション縮小:
Amazon(AMZN)やUnitedHealthなど16銘柄を完全に売却し、保有銘柄数は42銘柄から29銘柄へと大きく減少。Chevron(CVX)などのエネルギー株、一部銀行や消費関連銘柄も一部売却しています。
上位5大保有銘柄:
依然としてApple(AAPL)、American Express(AXP)、Coca-Cola(KO)、Bank of America(BAC)、およびChevron(CVX)が上位を占め、5大保有銘柄は全体の61%を占めています。Appleは引き続き際立った首位を維持しています。
2. Bridgewater Associates(ブリッジウォーター・アソシエイツ)
ブリッジウォーターの第1四半期の運用戦略は非常に明確で、「AIハードウェアを集中購入し、ソフトウェア株を売却」しました。第1四半期末の総保有時価は224億ドル(前四半期の274億ドルから減少)。
大規模買い・新規投資:
TSMC(TSM)を新たに取得し、Nvidia(NVDA)、Amazon(AMZN)などAIチップやクラウドハードウェア大手を大きく買い増しました。
売却・縮小:
複数のソフトウェア銘柄から全面撤退し、Salesforce(CRM)などの銘柄を完全に売却しました。これは同社がAI産業チェーンの中で演算能力ハードウェア側の確実性をより高く評価していることを示しています。
3. Renaissance Technologies(ルネッサンス・テクノロジーズ)
クオンツ大手のルネッサンス・テクノロジーズは第1四半期の総保有時価が639億ドル、全体のポジションは活発に変動しています。
主要買い増し:
第1四半期の上位5大買付銘柄はApple(AAPL)、Nvidia(NVDA)、Linde(LIN)、Broadcom(AVGO)、JPMorgan Chase(JPM)です。
主要売却:
上位5大売却銘柄は消費関連や人気テック株に集中し、Netflix(NFLX)、Costco(COST)、Tesla(TSLA)、Palantir(PLTR)、Procter & Gamble(PG)となっています。
4. Pershing Square(パーシング・スクエア/ビル・アックマン率いる)
ビル・アックマンは第1四半期に非常に明確な「二者択一」的な動きを見せ、ウォール街でAI大手の将来に関する議論を呼び起こしました。
主要アクション:
Alphabet(Google)を大幅に売却し、新たにMicrosoft(MSFT)のコアポジションを構築。この動きはBerkshire HathawayがGoogleを買い増したことと対照的で、明確な強気・弱気の対立を形作っています。
出典
米国株投資ネットワーク
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